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エンザイム株式会社

製品・サービス情報

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植物活性液

エンザイムの腐植活性液LE-10Hは天然の腐植土に水を加えたあと、時間をかけて抽出した液です。植物生育に必要な成分をバランスよく含む液体活性液(液肥とも略称します)で、土壌、作物栽培に用いると地力の向上、肥料の肥効促進、特にリン肥料の有効利用、農作物の増収と品質向上、土壌の保肥力の増大、根の伸長促進、土壌の団粒構造化、土壌微生物の活発化などに効果を示し、より健全な栽培をすることができます。

農業で一番大事なものは土壌であり、一番分かりにくいのも土壌です。土壌にはあらゆる元素・成分や多くの微生物が存在し、お互い複雑に反応し合ったり、からみ合ったりするので、作物栽培で収穫に増減がでるのは当然です。収穫減の原因を調べると、土壌の団粒構造がなくなっていたり、養分がアンバランスになっていたりして、地力が衰えていることが多いと言われています。つまり、収穫を増大させるには地力の強化が大事になるわけです。

このように複雑な要素がからみ合って土壌の性質をつくりあげていますが、その性質は物理的、化学的、微生物的性質に分けることができます。

土のかたさ、水はけの良し悪し、通気性などは物理的性質です。鉄やアルミニウムやカルシウムが多い土はリン酸が固定されて、植物にリン酸が吸収されにくくなります。これは化学的性質です。これらの土壌の物理的、化学的、微生物的性質は、単独に、或いは互いにからみ合って力を発揮するのですが、地力が高い土壌とは、良い点が多く示される総合力の高い土といえます。土壌中に粘土と腐植が適度に存在すると土壌は団粒化します。団粒化すると隙間が多くなり、通気性、排水性、保肥力もよくなります。土中に隙間が多くなると空気と水の通りがよくなり、作物根の伸長、排水性がよいので湿害がなくなります。

腐植はイオン交換能も持っています。腐植はマイナス電荷も持っているので、プラス電荷を帯びたカルシウム、マグネシウムなどのミネラル養分などをイオンとして引きつけておくことができます。その引きつけておく能力を塩基置換容量(CEC)と呼び、CECが大きいほど保肥力が大きいので、腐植が適度に多い土は養分の貯蔵庫にもなります。植物は必要なときに欲しいだけの成分を根から吸い上げなければなりません。従って、土は必要な成分を常に貯蔵しておかなければならないので、CECの大きい腐植が土壌にとって非常に大切な要素なのです。

腐植にはPH緩衝能もあり、急激なPH変化や肥料のやりすぎの害をやわらげて根を守ることができます。

褐炭や亜炭などを中和加工してつくられている腐植酸肥料は、土壌の物理性改良、リン酸肥効増進を進める肥料として有効ですが、最も大事なことは地力増強です。その地力は、言葉を換えると作物に水と養分と酸素を必要なときにいつでも供給でき、微生物作用が活発で、作物に有害な病原菌の繁殖をおさえ、品質のよい作物を高収穫してくれる土の力といえます。それを得るには、天然の腐植を適度に多くすることです。腐植でCECを大きくして、団粒構造、保水性、排水性、根の伸長、通気性、微生物活動、PH緩衝能などを良好にすると、例えば、酸性肥料を過剰に施しても急激にPH変化はせず、過剰分は微生物に吸収されて一時貯蔵され、徐々に養分として吸収されていくことになります。土にリン酸を施すと土中のアルミニウムや鉄などがリン酸を固定して、根に吸収されないことがあります。腐植が豊富に土中に存在すると、リン酸を固定していたアルミニウムや鉄と腐植が結合するので、有効リン酸ができて作物根に吸収されることになります。

ネパールのカトマンズにカリマチ(古い土の意味)という黒い土が埋蔵されています。このカリマチを農民は乾期に掘りおこして畑地の表面にばらまくだけで、化学肥料を施すより充分な収穫があがる農法を何百年と繰り返しているといわれています。このカリマチも腐植土といわれています。

土壌と腐植については多くの相関関係があって、記述しきれませんが地力増強には腐植が最も貢献している要素であることは間違いありません。自然の原理に沿って効果をあげるために、天然の腐植土と水だけで地力増強液の腐植抽出液LE-10Hをつくりました。

作物収穫と地力強化のためにLE-10Hを有効に活用していただけると幸いです。


腐植土、フルボ酸の力を
課題解決の手段に。

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