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油脂分解(含油汚水生物処理)

ベノについて

良質な腐植(フミン酸、フルボ酸)を豊富に含む腐植土は、有機酸、ミネラル、生理活性物質などがバランスよく保持されて、微生物も活発に増殖します。この良質な腐植は環境改善の面では水質浄化、汚泥の改質と削減、臭気除去などに効果を発揮します。その効果はタンパク質、炭水化物、油脂、臭気などの分解力が優れているからです。これらの分解力のうち、特に油脂分解力を強化するために特有の培養を行って、油脂分解能力の大きい油脂分解剤ベノを開発・製造することができました。
 

油脂分解剤ベノの粉末タイプEZ-MB-500は廃油、含油廃棄物と直接接触させて油脂分解し、ペレットタイプEZ-MB-901は含油汚水生物処理工程中に使って油脂分解をすることができます。

一般に油脂分解は酵素リパーゼにより加水分解され、油脂はグリセリンと脂肪酸の有機合成物になります。ベノによる油脂分解は、リパーゼを直接添加使用するのではなく、ベノ(BENO)に生存する微生物(Bacteria)が有機物などの栄養分(Nutrient)を摂取して増殖し、酵素(Enzyme)と生合成物を生産します。酵素は油脂(Oil)を分解して生合成物を生産します。生合成物は栄養分として微生物に利用されます。 

このように微生物と栄養分と酵素と油脂の間で相関関係を保ちながら反応が進行するので、ベノは長期間にわたって油脂分解ができます。ベノの主原料である腐植土は種菌源、反応の活性化の役割を果たしています。相関関係の各項目の頭英文字からBENOと命名したことはお気付きのことと思います。

<含油汚水生物処理へのベノの使用法>

 含油汚水の生物処理は困難で障害が発生しがちです。しかし、油脂分解剤ベノEZ-MB-901を網状容器に入れて調整槽に吊るすだけで油脂分解効果が得られます。調整槽は一般的生物処理に設けられていますので、汚水調整と油脂分解を兼ねて用いればよいです(図-1参照)。

 ベノを使用するにあたって、ベノの使用量、調整槽滞留時間、液温度、PH、通気量を適切値に保つことが必要ですが、特別な条件はなく、ごく普通に使用すればよいのですが、細かい点についてはお問い合わせ下さい。ベノを用いて油脂分解することによって次のような利点が得られます。

<ベノ使用法の利点>

(1)汚水処理障害の改善 
    油脂が未分解の場合には臭気の発生、発泡現象、スカム発生、水質浄化機能低下がありますが、ベノ使用によりこれらの障害がなくなり、良好な処理ができます。

(2)ベノ使用量
 最初に設定した量は約1年間使用できます。1年経過後は補充することになります。

(3)維持管理
 一旦、調整槽に設置後は1年毎のベノの入れ換え作業だけです。

(4)油分除去ノルマルヘキサン抽出物で80~98%除去します。

(5)余剰汚泥の脱水性と汚泥を削減
 余剰汚泥の脱水にあたって、脱水性が改善され、汚泥量も削減されます。

油脂分解剤ベノ

  (粉末タイプ)           (ペレットタイプ)

(EZ-MB-500) 15kg      (EZ-MB-901) 15kg

   <袋詰め>            <袋詰め>   


腐植土、フルボ酸の力を
課題解決の手段に。

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